一切煩悩経

中部経典第2経。煩悩をなくす7つの方法が説かれている。

  1. 自覚:欲望・生存・無明を引き起こしている我見・疑惑・戒めや掟への執着をなくし、四諦に意を注ぐ
  2. 防護:五感と思考を外界の刺激から遮断する
  3. 受用:衣食住は機能性のみを考え最低限とする
  4. 忍受:暑さ寒さ、飢え渇き、虫、悪口に耐える
  5. 回避:危険なところや行くべきでないところに行かない
  6. 除去:欲望・加害・不善を滅ぼす
  7. 修習:思念・教えの選別・努力・喜び・安息・精神統一・無関心を学ぶ

服はただ暑さ寒さを防ぐため、食事はただこの身体を保つため、住まいはただ風雨をしのぐため。シンプルに暮らすことは、余計な悩みをもたないで済むということにもつながるはずだ。

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