鵜飼秀徳著、日経BP社。過疎化と宗教離れによってお寺が成り立たなくなる時代がどんどん近づいていることを痛感しました。
空き寺が増える現状には、僧侶の体たらくも一因になっている、都市が消滅するのに、寺や神社だけが生き残ることはあり得ない、生活が厳しくなっていくお寺に嫁は来ない・・・切ない言葉が並びます。
日本創成会議の「消滅可能性都市」にある寺院は35.6%。25年後にはお寺が現在の3分の2程度になってしまう計算です。すでに現在においても無住寺院は26%。今まで何百年も続いてきたとしても、このお寺が自分の代で終わるかもしれないのです。最後までこの地域で人々に寄り添い、その願いに応えるにはどうしたらよいか、考えていきたいと思います。