今年3月に発行された『長井市史 通史第2巻 近世編』を拝読。
洞松寺を訪れた上杉のお殿様は鷹山公ではなくて11代斉定(なりさだ)公だと言われていたが、実はどちらも訪れていた。鷹山公が訪れたのは1775年5月7日、洞松寺が現在の地に再建されて29年後、鷹山公が23歳のときである。
洞松寺には佐賀の朱子学者、古賀穀堂(1778-1836)による扁額「鳴鶴洞松」があり、上杉のお殿様から頂いたものと伝えられている。誰から頂いたのかは定かではないが、鷹山公が33歳で隠居してから亡くなるまでの間に頂いた可能性もありそうだ。