「お布施も現金である必要はありません。菩提寺と相談してオンラインでの支払いに変更しましょう。」
「区切りの法要は実施しなくても失礼ではない:通常は四十九日など区切りの法要を行いますが、省略してもかまいません。」
(曽根恵子編『身内が亡くなった後の手続きがすべてわかる本』)
コロナ禍でもお布施のオンライン支払いは未経験、初七日・四十九日も平常通り行っているが、世の中そんなに進んでるのだろうか? 「失礼ではない」って、誰に?
今どきお寺さんも希望に応じて柔軟に対応してくれると思うが、相談なしに省略してしまうとこじれるかもしれない。先に話し合っておけば余計な心配をしなくていいように思えるが、都市部では身近にお寺さんがいないのだろう。田舎でもこのような認識の人が増えていることを念頭に応対しなければならないようだ。
オンラインでのお布施にはたぶん対応可能だが、法要は対面で行うものなのでそのような事態は起こらないのではないだろうか。四十九日などを省略するのは、雪や墓地がないなどの理由で納骨ができなかったり、遺族が遠方で来られないなどの事情があったりする場合で、葬儀や初七日で遺族と話し合うようにしている。そしてその場合でも家族で手を合わせて頂くことを勧めている。