長女が書店で漢字能力検定に興味を持ちはじめて、問題集を買ったのがもとで、私も受検することになった。
お寺で朝、般若心経などを読んでいるせいか我が家は漢字に親しみがある。祖父は「漢字文化」という月刊誌を読んでいたし、私は小学生の頃から漢字テストが得意だった。長女も同じ影響を受けたのかもしれない。
長女は学年的には8級なのだが、「ちょっと頑張ってみたら」と7級を勧めてみた。毎晩のように解いて7級の問題集を終え、今度は6級(小学5年レベル)。そのとき妻が「問題集を説いているだけじゃなくて受検してみたら」というので調べてみると、山形市内で来月あることが分かった。早速申し込むことに。
私は当初送迎だけするつもりだったが、同じ時間帯に行われる準1級が目に留まる。ただ待っているだけではつまらないから、受けてみようかと思った。
それから本屋で準1級の問題集を買ってみて早速解いてみると、200点満点で1回目は132点、2回目は96点という惨敗。知らない言葉が出てきて、まぐれで当たったものも少なくない。合格には160点が必要なので、無理かなと諦めかけていた。
例えばこんな問題
読み―綾子、お呪い、論う
書き―セッケン、オダてる、マトまる
http://www.kanken.or.jp/mondai/pdf/j1m.pdf
そのことを先輩の和尚さんに話したら、「2人で受けたらいいんじゃないの」という。2人とも合格すればいうことはないが、私が落ちて長女が合格しても(これが一番ありそう)長女は「お父さんに勝った」と嬉しいし、逆に私が合格して長女が落ちれば「お父さんすごい」ということになる。2人とも落ちれば残念会。どの結果でも悪いことはない。なんという論理的思考。
ということで今日、準1級も申し込んだ。受検料の4000円をドブに捨てないようにしたい。時折問題集を開いているが、早速檀家さんに手紙を書くとき役立ったりして、無駄にならない勉強だと思う。
長女は漢検では物足りないのか、英検や歴検まで問題集を買ってきて自主勉強しており、検定オタクになりそう。