山形県男女共同参画センター主催による「やまがた緑塾」第1回は「学校をジェンダーの視点で見る」。「男女」で編成されてきた学校には、教師が無意識的に再生産したり、意識的に利用したりしている課題があること、「普通」「当たり前」を疑い、正確な知識を身に着け、地域との対話を促すとともに、相談できる人になろうという話だった。
具体例は国立女性教育会館のウェブサイトより。こういった何気ない一言のどこにアンコンシャスバイアスがあるか、言語化しておきたい。
- 家庭科で「男子もちゃんと手伝って。男子も一人暮らしすることだってあるんだから」
- 男性教師が「先生のうちは、奥さんがおいしい料理をつくってくれてるよ」
- 「さすが女子が掃除をしたところはきれいね」
- 「男の子なんだから泣かないよ」
- 卒業式・入学式の来賓が男性ばかり
- 「用具係の男子は綱を早く運んで」
- 女子児童「私はトラックの運転手になりたい」「えーっ」
- 女性校長に「女性ならではのきめ細かな学校運営を期待していますよ」
これからの課題も挙げられている。長井市は今年度、学校教育課を含む各課横断的に第3次男女共同基本計画を策定することになっているので情報共有していきたい。
- 男女共同参画を推進し児童生徒の多様な選択を可能にする教育
- 女子生徒の理工系分野への進路選択の促進
- 性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないための教育
- 女性教員の政策・方針決定過程への参画拡大
- 男性教員の家事・子育て・介護等、家庭生活への参画促進