PTA「母親委員会」の名称変更

小学校PTAで「母親委員会に入りたい」と言って笑われてから苦節5年。昨年度末から提案し始め、関係者からも応援を頂いて得てようやくここまで漕ぎ着けた。自分は小学生の子どもがいなくなるので入ることはできないが、今後お父さんたちが入ってきてほしい。

「母親委員会」の名称変更を通して学んだこと。

  • PTA組織はまだまだお父さん主体で、目指すべきは男女比率を均等にすることだけでなく、お母さんがリーダーシップを取れること
  • お母さん方は、子供のことなどをワイワイ喋ってストレス解消できる場所を求めている
  • 子どもの生活リズムやアウトメディアへの関心は父母問わず非常に高く、これを中心に据えて活動する専門部が求められている
  • 組織や規約の変更は、時間をかけて各方面から意見を集め、熟議する根気強さが必要
  • お母さんがPTAでリーダーシップを取った経験は、子どもが大きくなった後も地域の宝となる

東北各県だけでなく、山形県内でも母親委員会はどんどん廃止になってきているそうだが、昭和に母親委員会を立ち上げた経緯は、父親だけのPTAから脱却する意図があったと伺っている。しかし鶴岡で「PTA会長は父親から選出する」という規定をようやく撤廃したという話を聞くに及び、父母が共同できる体制にはまだまだなっていないと感じる。

そんな状況で母親委員会だけなくしては父親だけのPTAに逆戻りしてしまうので、役員の男女比が均等であることと、女性リーダーが確保できることと必ずセットにしなければいけない。ただなり手がいないというだけで廃止してしまっては、父親だけのPTAに逆戻りしてしまう。そうなれば、女性リーダーのいない地域の未来は暗い。

今回の名称変更も、ほかの専門部に母親が多く参加していることを考慮に入れ、副会長に母親枠を設けることとセットにした。東北各県でそのような発展的解消ができたこと、山形もそれに追いついてきていることを信じたい(半信半疑)。PTAでは基本、父親と母親のどちらでもできる仕事しかないのだから。

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