朝日新聞の書評より。うまく時間をやりくりし、フルタイムで働いている妻に快適に仕事と育児を両立してもらおうと「仲居さんのように振る舞う」と心に決める(常見陽平『僕たちは育児のモヤモヤをもっと語っていいと思う』)。
「で、僕が思った『男性の育休』とは、プロ野球のキャンプみたいだということ。これからの長い子育てというペナントレースを戦い抜く体力をつけるのが目的。例えば、赤ちゃんのオムツ替え。幸い、離乳直前の赤ちゃんのウンチは臭くない。ウンチはこちらのオムツ替えレベルが上がった頃に臭さのレベルを上げてくる。たまに、ウンチが臭いからオムツを替えない父親がいると聞くけど、それはキャンプせずに公式戦途中から参加した助っ人選手のようなもの。なかなか活躍するのは難しいでしょう。やっぱり、キャンプインの前から自主トレするぐらいの気合で育児現役時代を生きないと、引退後の妻とふたりのセカンドキャリアも寂しいものになったり」(加瀬健太郎)
問題はこういったことを終わってから知る人がほとんどだというところかも。「20年前に聞きたかった」とかよく言われる。
こういう上手な喩えができるようになりたい。