一級師範検定

梅花流ご詠歌の一級師範検定に合格した。

特派にも出ていないのに受検していいものだろうかと迷っていたが、検定員を務めている地元の先生から再三勧められ、本山の詠讃師寮長に相談したら即答で「受けたらいいじゃん」。ダメ元と腹を決めて半年、朝課の後に1曲ずつお唱えしていった(その間に正教師を取ったり、受験資格45歳以上(ぎりぎりセーフ)というのを後で知ったり)。

検定の前日は本山講習会で大祖堂での献詠。瑩山禅師の法力を仰いで臨んだ。当日の受検者は10名で知り合いも多くリラックスしていたが、1人で検定室に入ると頭真っ白。深呼吸すると静寂がまた緊張感を高める。課題曲だった梅花・不滅・正行を無我夢中でお唱えして退散という感じだった。午後の筆記試験も30分くらいで書くことがなくなって退出。会心の出来というには程遠く。

そんなわけでなぜ合格できたのか、自分ではあまり納得できていない。これはその名に恥じないありがたいお唱えと指導ができるよう精進せよということだろうと受け止めている。

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