朝日新聞山形版に山形県内の県議・市町村議に女性が少なすぎる記事。県議の女性割合は全国41番目、市町村議は全国平均を2ポイント以上下回る10.3%で、市町村別では2人いればまだましなほう。これでは肩身が狭すぎるだろう。
今期で引退した方が「家事、子育てに介護、孫の世話。女性はいまだに家庭内で多くを求められる。家族の理解や支えがなければ、選挙に出ることは難しい」「女性だから、とか、女性なのに、という見方をする人がいまだにいる」というのが現状を物語っている。さらに、「地区組織の運営が男性中心であることも、立候補への障壁を高くしている可能性がある。」(池田弘乃・山形大学准教授)
人口減少社会において、男性だけで地域の組織を維持していくのはもう無理があり、男性中心の現状を変えていくには、もっと女性に関わってもらわないといけない。女性の視点が必要というよりも、女性がどんどん地域に出て、これからの社会を作っていくというモデルが必要だと思う。
先日の県男女共同参画審議会では、クオータ制を望む声が上がった。池田准教授も「北欧のように、候補者の一定数を女性に割り当てるのも一つの手ではないか」とコメントしているが、県の担当者によれば政党の協力なしには難しいとのこと。議員になってほしい優秀な女性は知り合いの中に枚挙にいとまがないが、ひとまず、今回の県内統一選挙の候補者は女性が過去最多ということで、女性議員を応援していこうと思う(自分の選挙区にはいないけど)。