四八端厳微妙相

「三十二相八十随好」は、お釈迦様の身体的な特徴としてパーリ経典から伝えられてきたもので、転輪聖王の特徴としても挙げられています。仏滅後、反偶像主義のために約500年間、仏像が作られなかったのですが、この特徴を元に仏像が作られるようになりました。

その特徴とは「直立で手が膝に届くほど長い」「体が金色に輝く」「眼は紺色」「歯が40本ある」「舌が広くて長い」「男根がモッコリしていない」など、偉大な人物の特徴(mahāpuruṣa-lakṣaṇa)というよりはオバケっぽいのですが、それ以上にこのようなものを重視してお釈迦様を崇拝することは「生まれによって賤しい人となるのではない。生まれによってバラモンとなるのではない」(スッタニパータ)「種姓を観ずることなかれ、容顔をみることなかれ」(正法眼蔵)という教えに背くように思われますが、いかがでしょう?

「人は見た目が9割」じゃなくて、言動で判断してほしいと思います。

Wikipedia:Physical characteristics of the Buddha

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。