オランダ人通訳

今日は近くのロータリークラブでオランダ人受け入れがあり、通訳を頼まれた。脳のいつも使っていない部分を使って刺激的な1日だった。

やってきたのは20代から50代のオランダ人5名。退役した軍人、雑誌編集長、銀行マン、カウンセラー、フローリストとバラエティーに顔ぶれである。まずは山形市内のリサイクル工場を見学。いきなり会長(president)と社長(executive)を訳し分け損ねて失礼してしまった。あと浄化槽(septic tank)は辞書を見て調べた。マテリアルリサイクル(原料に戻す)とサーマルリサイクル(燃料にする)の違いがあることを知って勉強になった。

その後、今度は白鷹のあゆ茶屋でやな場を見てから鮎(sweetfish)をごちそうになって、お昼の例会会場へ。昼食後、メンバーの自己紹介とオランダの国紹介。英文の原稿があったが今日渡されたもので、事前に1回しか読まないでスピード翻訳。みんなが聞いているので緊張したが、それよりもっとハードなイベントが控えていた。

それは町長の表敬訪問。こちらは台本なしのフリートークである。しかも少子化問題や市町村長の選出方法など話題が込み入っていた。「議会制民主主義」とか「根回し」とか、単語が分からないときは、遠まわしに別の言葉で説明することになるので、頭を使う。初めて町議会議場を見学させてもらったが、インターネットでライブ中継していると聞いて私も驚いた。

さらに今度はお寺に移動すると、華道と茶道の説明が待っていた。町長とのお話は日本語では意味が分かるが英語にできないというものだったが、こちらは「あしらい」とか「禅」とか、お手上げが続出で笑うしかない。手を変え品を変え、ときどきフリーズしながら、何とか終わった。

相当頭がウニになっていたらしく、帰りにスーパーで買い物をしたときは同じ所を何度も行き来したり、品物を手にとっては返したりと、精彩を欠いていたほどである。

自分ではあまり満足のいかない通訳だったが、オランダ人の方々にお褒め頂いたのでよしとする。オランダ語の自己紹介も教えてもらった。オランダ語は、音がドイツ語、発音が英語に近くてハイブリッドぶりが面白い。

Goede morgen/middag/avond!
ホデモルゲン/ミダハ/アーヴォント!
Hoe gaat het met je?
ホー・ハート・ヘト・メト・ユー?
Goed, dank je wel.
ホート、ダンク・ユー・ウェル
Mijn Naam is Takuya Ono.
マイン・ナーム・イス・タクヤオノ
Mijn familieleden zijn frau, moeder, grootmoeder, zoon, twee dochters.
マイン・ファミリーレーデン・ザイン・フラウ、ムーダー、フロートムーダー、ゾーン、トウェイ・ドフター

明日の午前中も行く予定。

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