先日、仙台からセールスマンが来て、水フィルター掃除機をとうとう購入した。これがたいへんすばらしくて心奪われながら掃除をしていた。
水フィルター何年か前、つくばにいるときに一度売り込みに来た。布団からこんなに皮脂が取れますよというデモ販売で、気に入ったことは気に入ったのだが、値段を聞いてびっくり。30万円以上もする。すぐに断ったものの、セールスマンが粘って気まずい思いをしたものだった。
そういうことがあったので、今回電話が来たときには、「10万円以内なら」とはじめに条件を言っておいた。ダイソンのサイクロン式掃除機+αくらいの予算である。無理だろうと思っていたが、中古もありますからと言ってセールスマンがやってきた。
前回は布団だったが、今回は本堂の畳。水を入れて、掃除機を回すと、わずか8畳でものすごい汚れが水にたまった。やはり性能はいい。値段は前と同じで30万円以上、リースでも月々6900円だった。「中古なら10万円台で……」「お電話で申し上げた通り、10万円が限度です」「分かりました。本社に確認してみます」と、デモ販売で使用した中古品をもってくるという。
そして昨日セールスマンがもってきたのがドイツのハイラ社の掃除機。社名は聞いていたので、予め本社のサイトで調べていたが、本体価格が159ユーロ。パワーノズル129ユーロなどを合わせて、400ユーロくらいの品物のようだ。プラグを日本製にするコストと輸入コストを考えれば、新品でも10万円くらいが適正価格ではないかと思われた。
商品紹介の動画は、売る気が全く感じられなくて却って信頼がもてる。
セールスマンが帰ってから、嬉々として家中を掃除して回った。ときどき水フィルターを見て、「うわぁこんなに汚れがたまったよ」と思っていると、掃除に夢中になってしまう。水の中にユーカリオイルを垂らしておくと、部屋中がいい匂いになるのもいい。ちょうどお盆前で、本堂の掃除にも大活躍してくれそうだ。
強いて難をあげるとすれば、汚い水を入れたままにしたくないので、いちいち水を出し入れしなければいけないところか。どんなにいい掃除機でも、掃除しなければきれいにならないのは道理なので、宝の持ち腐れにならないようにしたい。