所得税の計算で小学生でもしないような計算間違いをして、税務署と市役所に行ってきたことは先の日記に書いた通りである。ところが税額の変更が発生して、また税務署と市役所に行かなければならなくなってしまった。今年になってからもう4回目である。
なぜ変更が起こったかというと、私が妻の被扶養者になっているからだ。被扶養者として控除や手当てを受けるには、年収を103万円に抑えなければならない。そこでお寺からの給与の大部分を母が受け取ることによって調整している。母は障害者の祖母と同居しているので控除額が大きい。
お寺の給与は毎月一定額支払われていることになっているが、お寺の収入は毎月一定ではないので、実際は使った分だけを半年に1回、6で割って計算している。そのため給与額は暫定的なものであり、また世帯主は母なので、使う額から言ってもこの振り分けは実際とかけ離れていない。
問題は、私の収入がお寺だけでないことで、1月20日を過ぎるといろいろなところから源泉徴収票が送られてくる。今年は4ヶ所あって、中にはすっかり忘れているものもあった。そのためすでに申告したお寺の給料を合わせると103万円をオーバー。そこでオーバーした分を母に振り分けなおして、改めて申告する必要が生じたというわけである。
書類を書き直してもっていくと、3度目であるにもかかわらず税務署も市役所も愛想よく引き受けてくれた。税額は3500円の増だが、控除や手当はこんなものではない。心からほっとした。
檀家さんには大きな声で言えないが、このような収入状況である分、家事や子育てをしっかりすることが求められる。つまり主夫である。