父子だけのお寺

妻が土曜日から里帰りし、母が観音参りで出かけたため、山形では初めて父子だけで過ごすことになった(祖母は老人ホームにショートステイ)。そんな日曜と月曜。
つくばではよくあるパターンだったが、山形では仕事がある上に、電話と来客がひっきりなし。子供がだいぶ大きくなったからまだましなものの、いつも駆け足しているようで、余裕がない。
日曜の朝は母を送り出してから、子供たちにご飯を食べさせ、片づけをして法事へ。長男がごはんつぶを撒き散らしながら歩き回ったのを一粒一粒拾ったりしているうちに時間ぎりぎり。子供たちを車に乗せ、コンビニでパンを買って、法事の家に塔婆を届けつつ遅れる連絡をして、車で10分ほどの在宅託児サービスに放り込む。
法事が終わって、その足で子供たちを迎えに行って帰宅。それからほどなく仲間が集まり、楽しみにしていた自宅ゲーム会である。 でもはじまってすぐにピンポーン。法事のお客さんの寺参りである。お茶をお出しして、2階の歓声を羨みながら、昨今のいろんなことをお話しする。
お客さんがお帰りになると、私の分は皆が代わりにやってくれていた。終盤のおいしいところを楽しませていただく。ちなみに子供たちは、隣の部屋で本を読んだり、好きなボードゲームを広げたり、ケンカしたりと、独自で遊んでいる。これがいつものパターン。
さらに夕方になると、仲間に留守番を頼み、子供たちにおやつを出して入棺に出発。ちょうど留守中にご寺院さんがいらして、仲間に応対して頂いた(ご寺院さんは妻の弟だと思ったという。ちょっと似てるかも)。
入棺を終えて、コンビニでお弁当を買って帰宅。子供たちはおやつを食べ散らかしていたので、慌てて掃除をして夕食。ほかに家族のいないリビングで、仲間と子供たちと共に平成教育委員会を見ながら楽しく頂く。食べきれないでいる鯉の甘露煮(※この辺の法事では必ず付く)やまんじゅうを食べてもらえてよかった。
仲間は皆さん120kmくらい離れたところからお越しなので、早めの8時半解散。それから食事の片づけをして2階に行くと、子供部屋を見てあまりの散乱ぶりにびっくり仰天する。床にびっしりと、ゲームのコマが散乱しているのだ。ボードゲームは紛失が命取り。気が狂いそうになりながら片付けをする。
ようやく終わって、さっき片付けたばかりのリビングに行くと、またもや散乱ぶりにぶち切れ。長男が棚や脱衣所からいろんなものを出してきて一列に並べているのであった。長女は涼しい顔でテレビを見ている。思わず長男を怒鳴りつけると泣いておもらし。また仕事が増える……。
お風呂場では子供たちの体を洗いながら、明日に向けて髪を剃る。細かい髪の毛がいっぱい入った洗面器に、長男がハブラシをつっこむ。おえぇ〜。風呂上りは速攻で寝た。
さて月曜日。今朝は早く起きてお葬式の書き物。でもそのうち「パパー!パパー!」と泣く長男に中断を余儀なくされる。仏様にご飯やお茶を上げてお経を読んだり、子供にご飯を出したりしているうちに、保育園のバスが来る時間。出かけようとすると「JAの集金でーす!」お金を取りに行くと今度は電話。軽くパニックになった。
頼んであった留守番の方がその頃いらしたので長男を送り出してもらい、ようやく私も朝食を食べられた。お葬式の書き物を何とか仕上げて出発。午前10時から1件目、午後1時から2件目。1件目の葬儀が長引き、お昼は2件目が始まる前のおにぎりのみ。
長男を迎えに行って帰宅したら、もう祖母が帰ってきていて、ほどなく母も帰ってきた。ほっと一安心。葬儀の寺参りを応対して夕食となった。子供を風呂に入れて、疲れ果てて一緒に寝てしまい、22時からスカイプ会議に寝坊。
ここまで駆け足できたが、明日と明後日は久しぶりに何もない(あくまで「今のところ」だが)。妻と赤ちゃんが帰ってくるのは30日。父子だけのお寺にはどうしても無理があるが、子供たちは元気でよい。

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