お葬式のやり方を習ってきたわずか1週間後、檀家さんがお亡くなりになり早速実践の機会が訪れた。昨日は秋葉原水曜日の会を早めに退出して新幹線で山形へ。すぐ衣に着替えて枕経。
今日は庭の掃除から1日が始まる。ここ数日嵐が続いて、境内がえらい散らかっているためだ。ブロアーで吹き飛ばしていたらガソリン切れ。おとなしく箒で黙々と掃く。
幸い喪家から掃除の手伝いがたくさんやってきて、1時間ほどですっかりきれいになったが、ブロアーと箒で手がすっかり痺れてしまい、書き物の筆がぶるぶる震える。
筆のノリが悪いので、ときどき休みながらミクシィで他の人の日記にコメントを書いたりしていた。これまでも何度か議論になったボードゲームの初心者論だが、ミクシィのおかげでいろいろな人の意見が読めて勉強になる。
夕方からは観音講中で御詠歌を唱えに喪家へ。紫雲替節、慈光、無常、追弔、妙鐘、聖号の6曲。泣きながら聴いている遺族に対して、つとめて平静に淡々と唱えたが、故人の生前を思い出すと自ずと涙がにじんでくる。
今一旦帰ったところで、これから通夜のお経読みだ。通夜はこれまで住職が行かず親族だけでひっそりと行われてきたが、先週の研修で通夜説法を勧められたこと、夜にロウソクの光が輝くところで読むお経というのはまた格別だと思ったことから今回初の試み。仏式の葬儀とはどういうものか、ゆっくりお話をしてきたい。
今日届いた宗報に「位牌専用プリンター」なるものを発見。
http://www.gendai-jiin.jp/ihi.html
「位牌印刷専用ソフトで、どなたでも簡単に印刷できます」って……ありがたくねー。