来年度から「ライフデザインセミナー」という家族計画の講師を県から依頼され、新庄東高校でモデルセミナーを聴講。講師は少子化ジャーナリストの白河桃子さん。少子化対策として、結婚・出産・育児を若いうちから意識してもらおうという目論見には抵抗があったが、伺ってみるとそういった価値観の押しつけには非常に気を遣われていて、多様な価値観やジェンダーに対して配慮がなされていた。「家庭科などで、○歳で結婚、○歳で第一子とか書かせるのは嫌いです」とも。
- 自分の幸せは自分でデザインする
- 親のコピーはできない/しなくてよい
- 結婚・出産による「うっかり離職」はリスクが高い(正社員に戻れるのは4分の1、生涯年収で1~2億の損失、年収300万円以上に回復できるのは10分の1)
- 10代の結婚の8割は授かり婚、6割が離婚
- 卵子だけでなく精子も年齢とともに劣化する
- 自活女子・自炊男子を目指す
- ワンオペ育児は人類史上初の出来事
- 夫が働く妻をサポートすると「妻ブロック」(夫のしたいことに妻が反対する)が解除される
- 計画された偶発性理論:将来は計画通りに行かないが、偶然起こることを計画的に設計しておく(そのために、好奇心、持続力、柔軟性、楽観性、挑戦が必要)
ワークショップでは男女の家事分担の現状を付箋で見える化し、パートナーがしてほしいこと/したいこと/してほしくないことを出し合った。