走りながら振り返る師走
従来の光陰はたとい空しく過ごすというとも、今生のいまだ過ぎざる間に、急ぎて発願すべし(道元) 師走は、僧侶がお経読みであちこち走る回るのが語源だ。年回忌法要はその年のうちに済ませなければならないため、駆け込みの依頼が殺到 …
従来の光陰はたとい空しく過ごすというとも、今生のいまだ過ぎざる間に、急ぎて発願すべし(道元) 師走は、僧侶がお経読みであちこち走る回るのが語源だ。年回忌法要はその年のうちに済ませなければならないため、駆け込みの依頼が殺到 …
愚者を自覚する愚者、これを賢者という。賢者だと思っている愚者、これを真の愚者という。(根本説一切有部毘奈耶) お寺の境内はあたり一面、紅葉の季節である。赤いモミジや黄色いイチョウの葉が訪れる人の目を楽しませてくれるが、住 …
成功の中にのみあなたの慈愛を感じるような卑怯者ではなく、失意のときにこそ、あなたの手に握られていることに気づけますように。(タゴール) 横浜の大本山總持寺で行われている大きな法要で、導師を任せられるという貴重な機会を頂い …
毎日暑いのでまだ夏のような気がしているうちに、蝉の声がいつの間にか鈴虫に代わり、もうお彼岸である。「暑さ寒さも彼岸まで」というが、涼しくなったらきっと暑い夏の日を恋しく思うのだろう。 お彼岸には自己研鑽として七日間、六波 …
孝慈を行ずる者、皆まさに所生の現在の父母、過去七世の父母の為に七月十五日、百味の飲食を以て、盂蘭盆の中に安じ、十方自恣の僧に施し(盂蘭盆経) 第七波の感染拡大が続く中、今年のお盆もお経を読み、お茶などをご馳走になりつつ檀 …