不落因果
晋山式で取り上げる本則「百丈野狐」について、道元禅師が参究した『正法眼蔵』の「大修行」(1244)と「深信因果」(1255)を読み比べ。前者の趣旨は「百丈野狐の話は詳細に見ていくと辻褄が合わない」で、後者は「因果を明らか …
晋山式で取り上げる本則「百丈野狐」について、道元禅師が参究した『正法眼蔵』の「大修行」(1244)と「深信因果」(1255)を読み比べ。前者の趣旨は「百丈野狐の話は詳細に見ていくと辻褄が合わない」で、後者は「因果を明らか …
写経教室で、2つの梵網經(梵動経・長阿含経典第一①、梵網経・盧舍那佛説菩薩心地戒品巻下②)を比較してみた。十善法戒と十重禁戒は5番目から異なる内容だが、十重禁戒に寄せて分類。単なる禁止事項ではなく、積極的に行うべきことも …
中部経典第2経。煩悩をなくす7つの方法が説かれている。 自覚:欲望・生存・無明を引き起こしている我見・疑惑・戒めや掟への執着をなくし、四諦に意を注ぐ 防護:五感と思考を外界の刺激から遮断する 受用:衣食住は機能性のみを考 …
『傘松』1月号に宮川敬之師による『正法眼蔵』「三時業」の講義録。『修証義』に引用された「造悪の者は堕ち、修善の者は陞(のぼ)る」が、宗教的な文脈での善悪を一般的社会道徳にすり替えられ、差別事象を助長することになったという …
妙法蓮華経・常不軽菩薩品を読解。誰にでも「私はあなた方を軽蔑しません。あなた方は軽蔑されていません。なぜならばあなた方は皆、求法者の修行をして、完全な悟りに到達した阿羅漢の如来になられるからです」と声をかけ、罵られたり嘲 …