念処経
中部経典第10経。身体・感受・心・法の4つをじっくり観察するという修行法が説かれている。心身の無常なることを観察し、悟りから遠ざかるようなことを滅し、悟りに近づくことを生じさせるという道筋である。知行併修の修行法といえる …
中部経典第10経。身体・感受・心・法の4つをじっくり観察するという修行法が説かれている。心身の無常なることを観察し、悟りから遠ざかるようなことを滅し、悟りに近づくことを生じさせるという道筋である。知行併修の修行法といえる …
本尊上供回向にある「四恩総て報じ」の四恩にはいろいろあるようで、どれを取るか改めて考えてみた。 仏教辞典では次の5種が挙げられている。A.①父母 ②衆生 ③国王 ④三宝(『心地観経』『無門関』『婆羅門碑』『日本霊異記』『 …
晋山式で取り上げる本則「百丈野狐」について、道元禅師が参究した『正法眼蔵』の「大修行」(1244)と「深信因果」(1255)を読み比べ。前者の趣旨は「百丈野狐の話は詳細に見ていくと辻褄が合わない」で、後者は「因果を明らか …
写経教室で、2つの梵網經(梵動経・長阿含経典第一①、梵網経・盧舍那佛説菩薩心地戒品巻下②)を比較してみた。十善法戒と十重禁戒は5番目から異なる内容だが、十重禁戒に寄せて分類。単なる禁止事項ではなく、積極的に行うべきことも …
中部経典第2経。煩悩をなくす7つの方法が説かれている。 自覚:欲望・生存・無明を引き起こしている我見・疑惑・戒めや掟への執着をなくし、四諦に意を注ぐ 防護:五感と思考を外界の刺激から遮断する 受用:衣食住は機能性のみを考 …