『仏教哲学序説』
著・護山真也/ぷねうま舎(2021年) 大般若会などで理趣分品を読んでいると、いつも励まされるのが次の一句である。お経に書かれた教えを盲信するのではなく、じっくりと「理の如く」考え、その結果納得できるもの、自他ともに役 …
著・護山真也/ぷねうま舎(2021年) 大般若会などで理趣分品を読んでいると、いつも励まされるのが次の一句である。お経に書かれた教えを盲信するのではなく、じっくりと「理の如く」考え、その結果納得できるもの、自他ともに役 …
著・鈴木隆泰/春秋社(2021年) 春秋社の新シリーズ「思想としてのインド仏教」第一弾。気鋭の仏教学者が現代の言葉で仏教を説き直すこのシリーズは、今後もとても楽しみにしている。本書では日本仏教に大きな影響を与え、道元禅 …
著・太田啓子/大月書店(2020年) 男女共同参画でよく言及されていたので購入したが、目次をみて結構重いトピックばかりだったのでパラパラ読んでそのままにしていた。しかしある時、小さい男の子が乱暴なことをしているのに「や …
小林武彦著・講談社現代新書 生物学者が生命の発生と進化の歴史を説明しつつ、生物の死とヒトの死を対比し、その理由を考察する。 タイトルの答えは多様性。さまざまな環境を生き抜いてきた種は、古いタイプを壊してその材料や環境を …
伊藤亜紗編、集英社新書。晋山結制式のテーマである因果について考えていたとき、たまたま目について読んだ。人の幸せを思い、喜んでもらうことは、人生の目的とするのにふさわしいものではあるが、「小さな親切大きなお世話」「ありが …