『マチズモを削り取れ』
著・武田砂鉄、集英社（2021年） タイトルの「マチズモ（machismo）」とはスペイン語で、仕事や家庭での男性優位主義（マッチョイズム）を指す。人混みで歩くとき、電車での痴漢、書店での男性作家／女性作家、便座が上がる …
『「男女格差後進国」の衝撃 無意識のジェンダー・バイアスを克服する』
著・治部れんげ（小学館新書、2020年10月）。最近ジェンダー平等の本ばかり読んでいる。 世界経済フォーラムが毎年発表している「ジェンダーギャップ指数」ランキング。156カ国中日本は120位（2021）と底辺にいること …
『炎上ＣＭでよみとくジェンダー論』
著：瀬地山 角（光文社新書、2020） ジェンダーの視点から批判を受けたCMを女性視点・男性視点、性役割の現状追認・外見容姿の強調という4つの軸で分類・分析する。大学の講義に基づいており、笑いも交えていて堅苦しくなく、そ …
『仏教哲学序説』
著・護山真也／ぷねうま舎（2021年） 大般若会などで理趣分品を読んでいると、いつも励まされるのが次の一句である。お経に書かれた教えを盲信するのではなく、じっくりと「理の如く」考え、その結果納得できるもの、自他ともに役 …
『内在する仏 如来蔵』
著・鈴木隆泰／春秋社（2021年） 春秋社の新シリーズ「思想としてのインド仏教」第一弾。気鋭の仏教学者が現代の言葉で仏教を説き直すこのシリーズは、今後もとても楽しみにしている。本書では日本仏教に大きな影響を与え、道元禅 …