『御坊日々』
畠中恵・著/朝日新聞出版、2021。曹洞宗のお坊さんぽいカバーに惹かれて書店でジャケ買いしたもの。 明治20年。僧冬伯のもとへは困り事の相談に日々客人が訪れる。本日は店の経営不振に悩む料理屋の女将で……。僧侶兼相場師の型 …
畠中恵・著/朝日新聞出版、2021。曹洞宗のお坊さんぽいカバーに惹かれて書店でジャケ買いしたもの。 明治20年。僧冬伯のもとへは困り事の相談に日々客人が訪れる。本日は店の経営不振に悩む料理屋の女将で……。僧侶兼相場師の型 …
師茂樹・著/岩波新書(赤) 平安時代初期、法相宗の徳一上人と天台宗の伝教大師最澄の往復書簡による論争「三一権実諍論」。徳一は三乗説(悟りの道には声聞・独覚・大乗の三つがある)、最澄は一乗説(悟りの道は大乗の一つしかない) …
著・川添愛(東京大学出版会) 帯に「読むなよ、絶対に読むなよ!」と書いてある(笑)。タイトルはポルトガル語で、「何でもあり」の格闘技。『UP』という、東京大学出版会のPR誌に連載されていたものだが、現役にはおよそ理解でき …
羽矢辰夫・著/春秋社 八万四千の法門ともいわれ、無尽誓願学なる仏教思想をこの1冊で「全容解明」とは、さすがに大上段に構えすぎではないかと思うが、読んでみると現代的な「凡夫」の視点からわかりやすく初期経典を読み解いている。 …
著・ダフナ・ジョエル&ルバ・ヴィハンスキ、訳・鍛原多惠子 人間の脳は「男脳」「女脳」に二分されるのではなく、「男性的な特徴」「女性的な特徴」がモザイク状に入り混じっており、そのパターンは多様で個人差が大きい。それなのに人 …