『日々是修行 現代人のための仏教100話』

朝日新聞に2年間にわたって掲載されたコラムを加筆修正したもの。初期仏教の思想を、現代の生活に即して紹介する。著者は花園大学の教授だが、空理空論に走らず、また抹香臭い説教にもならず、日常の言葉で語っているところがよい。 イ …

『入門 哲学としての仏教』

存在・言語・心・自然・絶対者・関係・時間という7つのテーマについて、仏教哲学の考え方を提示し、近代合理主義やポストモダニズムなどの西洋主導の哲学に対して新しい見地を見出そうとする書。 説一切有、唯識、禅、如来蔵、華厳、多 …

『ブッダの優しい論理学―縁起で学ぶ上手なコミュニケーション法』

ブッダの説法に皆が納得したのは、言い争いを避けた優しいコミュニケーション術にあった。インド論理学の専門家である著者が、原始仏典からそのあり方を見る。 時間軸に沿って順次立てて話すこと、質問者の問いに従って答えること(問い …

『論理病をなおす!―処方箋としての詭弁』

日本人には論理が足りないとか、論理力を鍛えようということがよく言われるようになってきたが、それでは日本人は論理力がないのかといえばそうではない。詭弁にも一理あり、論理的であろうとしたために詭弁にだまされるということがある …