『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』

第三セクターになって21年、少子化と車社会化の進行に苦しむ山形鉄道・フラワー長井線は何と公募で社長を選んだ。社長に選ばれた野村氏が自身の半生記と現在の展望を記した。 面白くてあっという間に読んだ。自慢話より失敗談、人生哲 …

『出家の覚悟―日本を救う仏教からのアプローチ』

安易な答えを出さず、ストイックに仏教をひたすら問い続ける南師と、初期仏教の視点から現代の日本仏教に足りないものを教えてくれるスマナサーラ師という、今最も注目される2人の対談は、期待通りの素晴らしいものだった。 第1章「出 …

『なぜあの人とは話が通じないのか? 非・論理コミュニケーション』

言いたいことから一部を引き算する「遠慮」、その一部を足し算する「察し」。そんなふうにしてやり取りする日本の察する文化では、言葉や論理がかえってマイナスになることもある。「言わないほうがよかった」「言っても無駄だった」とい …

『ぼうず丸もうけのカラクリ』

「時給50万円ですけど何か?」という帯が笑える。実際お坊さんの世界も格差社会だが(このことは本書でも「金持ち坊さん、貧乏坊さん」の項で触れている)、宗教法人の非課税などで優遇されているのは事実。そんな裏側を、お坊さんであ …