大悲心陀羅尼
禅宗でよく読まれる陀羅尼に、『大悲心陀羅尼』というものがある。禅宗で真言というのも違和感があるかもしれないが、中国から続く伝統らしい。 五種不翻というのがあって、?@用語が周知の場合、?A仏の秘密語である場合、?B多義的 …
禅宗でよく読まれる陀羅尼に、『大悲心陀羅尼』というものがある。禅宗で真言というのも違和感があるかもしれないが、中国から続く伝統らしい。 五種不翻というのがあって、?@用語が周知の場合、?A仏の秘密語である場合、?B多義的 …
お盆の行事も、昨日でようやく一通り終わった。お盆は盂蘭盆(うらぼん)の略であるとされるが、意味が定かではない。 主に3つの説があって、1つはサンスクリット語のउल्ल …
「お釈迦さま、もし亡き親族縁者が餓鬼道に生まれていなかったら、いったいだれがその布施の功徳を享受するのでしょうか?」 「ほかにも親族縁者たちが餓鬼道に生まれています。かれらがそれを享受します。」 「しかしお釈迦さま、もし …
インド仏教は出家主義で、死者儀礼には関わりませんでした。しかし中国に伝来したとき、社会に受け入れられるために、儒教が説く「孝」の観念を無視することはできませんでした。こうして孝を最高の道徳として重んずる中国社会で、仏教 …
昨日の日記で、亡くなった人は葬儀までに成仏するというモデルを提示した。この場合、人間に生まれ変わるということがどう組み込まれるかを考えなくてはならない。 成仏するということは、如来であるお釈迦様のいる兜率天(いわゆる極楽 …