『理想的な利他 仏教から考える』
著:平岡聡/春秋社 道元禅師が最晩年、病気療養のために京都に向かうとき、永平寺の留守を仰せつかった義介禅師に対し、「お前はまだ老婆心が足りないが、歳を重ねれば自然に身につくだろう」と教えられた(『徹通義介禅師喪記』など) …
著:平岡聡/春秋社 道元禅師が最晩年、病気療養のために京都に向かうとき、永平寺の留守を仰せつかった義介禅師に対し、「お前はまだ老婆心が足りないが、歳を重ねれば自然に身につくだろう」と教えられた(『徹通義介禅師喪記』など) …
著:チョ・ナムジュ。 今月からスマホをもった次女がずっと韓国語アプリで発音練習しているのに触発され、文庫版で読了。チュソク(お盆)で夫の実家に里帰りしたときに壊れてしまった女性の生い立ちを描く。 日本から見ても信じられ …
著・ジェームズ・フリン/新曜社、2016年 クリッツァー『21世紀の道徳』で言及されていた「道徳的フリン効果」(人類は20世紀になってから抽象的・論理的思考能力が飛躍的に進歩し、人種・性別・性的指向などが自分と違う立場の …
著・小西正道/ブックマン社 「親族ともめない、お寺に搾取されない、穏やかで新しい供養のカタチ」というサブタイトルが気になって読んでみた。筆者は散骨・墓じまい・終活を手掛ける会社の代表で、墓地管理者である寺院との交渉をして …
平岡聡・著/新潮新書 この2人の特徴的な鎌倉祖師を対比する書籍はこれまでも数多く出版されているが、この本を選んだのはいわゆる「著者買い」である。平岡氏には『〈業〉とは何か』の緻密な研究や、お釈迦様の降誕や初転法輪を伝える …