『インド流!―マルカスが紹介するお釈迦さまの国』
旅行業・インド料理店・落語で日本に深くかかわるインド人が書いたインドの紹介本。さすが日本人が知りたいツボを心得ていて、宗教を切り口に簡潔にインド人の精神や論理を知ることができる。 ・お釈迦様の托鉢は目を伏せて鉢を差し出す …
旅行業・インド料理店・落語で日本に深くかかわるインド人が書いたインドの紹介本。さすが日本人が知りたいツボを心得ていて、宗教を切り口に簡潔にインド人の精神や論理を知ることができる。 ・お釈迦様の托鉢は目を伏せて鉢を差し出す …
この小説をもとにしたドイツのボードゲームが面白かったので読んでみた。 原題で「大地の柱」つまり大聖堂を自分の手で建てたいと夢見る石工職人の物語。といってもあまり興味をもたなかったが、まず面白かったのがキリスト教界の動向で …
『つっこみ力』のマッツァリーノ氏による渾身の秀作が文庫版に。社会学を、個人的な偏見を都合のよい統計で理論化し、ありもしないものに警鐘を鳴らして食べていく「マッチポンプ」と茶化し、その虚構を検証する。 ・凶悪少年犯罪が近年 …
インドから中国を経て日本に伝来した仏教が、独特の姿に変容した背景を、仏教が伝来する前からの民族的精神風土から読み解く。 境界を守護する「塞の神」に取って代わった地蔵、地獄が極楽とつながるあの世観、戒律より「聖」の役割を期 …
「人に迷惑かけてない」という理由で正当化される電車内での化粧や雄言不実行、「価値の多様性」「人間らしさ」「生命の尊重」というキレイゴト教育を一刀両断。「己の美学」をキーワードに自律的な道徳を提示する。 感動を求める立会い …