『実践 幸福学 科学はいかに「幸せ」を証明するか』

友原章典著。経済学者がさまざまな論文から導きだされた幸福をデータとして示す。卒業アルバムの女性、メジャーリーグの選手名鑑に載っている選手でデュシェンヌ・スマイル(口だけでなく目元も笑っている)をしているかどうかで追跡調査 …

『畜生・餓鬼・地獄の中世仏教史』

著・生駒哲郎。蝉丸Pさんのおすすめ書籍に挙げられていた。『沙石集』『今昔物語集』を中心に、戦や敵討ちがあった時代、どのような行いをすると死後どこにいくと考えられてたかを整理している。 三業(現報、生報、後報)は、罪の重さ …

『超ソロ社会 「独身大国・日本」の衝撃』

著・荒川和久。この頃、婚活や少子化対策に携わって何かもやっとしていたことが解消したように思う。 「結婚規範」(「結婚して当たり前」「結婚して一人前」)が依然として高い日本では、未婚者が自己否定感を抱きがちだが、お見合いと …

『ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか』

著・川合伸幸。 比較認知科学の知見から、ヒトのヒトに対する攻撃性と、共感し援助する性質という矛盾を解明する。後者の理由としては攻撃性の高い個体が社会から放逐され、穏やかな人のみ子孫を残せたという「自己家畜化仮説」と、暴力 …

『なぜ共働きも専業もしんどいのか』

子育てを家族の内外にシェアできない苦しさを、インタビューを通して明らかにしていく。 父親の育児に対する親・病院・学校での無理解(「お弁当を作ってくれたママにお手紙を書こう」) 「主婦論争」に垣間見える主婦の仕事に対する評 …