【現代語訳】参同契・宝鏡三昧
5月の晋山結制式から100日間は本来「禁足」といって、お寺にこもって修行していることになっている。とはいえ現実はそうもいかないので、せめてということで首座和尚さんをお呼びして週に1回、マンツーマンでお経の勉強会をしていた …
5月の晋山結制式から100日間は本来「禁足」といって、お寺にこもって修行していることになっている。とはいえ現実はそうもいかないので、せめてということで首座和尚さんをお呼びして週に1回、マンツーマンでお経の勉強会をしていた …
妙法蓮華経如来神力品を講読。こちらは安楽行品とは異なり、現在でも法要で読まれている。お釈迦様と多宝如来が神通力によって舌を天まで伸ばし、そこから光を放ち、その光から幾千満億の菩薩が出現して教えを説き、さらに数十万年後、舌 …
『妙法蓮華経安楽行品』を講読。両祖降誕会で読むことになっているが、菩薩の交際範囲の段で身分差別・職業差別の記述(「不親近旃陀羅、及畜猪羊鶏狗、畋猟漁捕、諸悪律儀」)があって最近は読まれない。しかし本文を見ると、「いかなる …
晋山結制式の最後に行われた首座法戦式では、「本則」という今回の修行のテーマについて問答を行った。これに先立って行われる住職の問答は台本がないが、首座の問答は実は台本がある。今回の「本則」は百丈野狐における因果応報について …
今般の晋山結制式で取り上げた本則は「百丈野狐」。なぜ「不落因果」(撥無因果)は間違いで「不昧因果」(深信因果)は正解なのか、あるいはどっちもどっちと同列に見る『従容録』の狙いは何なのかということについて、本則行茶で提唱し …