降魔経(魔訶責経)

中部経典第50経。目連尊者の修行の邪魔をする悪魔に、目連尊者は前世で悪魔だったこと、仏教者の修行を邪魔して地獄に落ちて苦しんだことを説き、悪魔を退散させる話である。 悪魔がバラモンに取り憑いて、比丘たちを叱責・罵倒した時 …

パーリ語の八大人覚と不戯論

南直哉師の布教師養成所講義録(H31)に「少欲知足」の解説があり、長部経典と増支部経典に典拠があるというので調べてみた(どのお経か書いていないのは、自分で調べましょうということだと解釈)。 「少欲知足」は曹洞宗でよく読ま …

【現代語訳】参同契・宝鏡三昧

5月の晋山結制式から100日間は本来「禁足」といって、お寺にこもって修行していることになっている。とはいえ現実はそうもいかないので、せめてということで首座和尚さんをお呼びして週に1回、マンツーマンでお経の勉強会をしていた …

妙法蓮華経如来神力品

妙法蓮華経如来神力品を講読。こちらは安楽行品とは異なり、現在でも法要で読まれている。お釈迦様と多宝如来が神通力によって舌を天まで伸ばし、そこから光を放ち、その光から幾千満億の菩薩が出現して教えを説き、さらに数十万年後、舌 …