『絶対弱者―孤立する若者たち』

コミュニケーション能力がなく、また必要とも感じていなくて、根拠のない自己肯定感をもち、社会と分断されつつある「絶対弱者」の存在を考える書。 「絶対弱者」の特徴として以下の9点が挙げられている。 1.知的好奇心はある 2. …

『ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点』

いわゆるウェブ2.0が今後どのような方向に進んでいくのかを、20のトピックで考察した本。 アマゾン、レコメンデーション、行動ターゲティング、仮想通貨、グーグル、プラットフォーム、ベンチャー、マネタイズ、ユーチューブ、動画 …

『高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院』

私も当事者であるだけにかなりショッキングな本だった。 1991年から始まった大学院重点化。これは十八歳人口の減少が始まる直前に、文科省と東大法学部の主導で始められた。その狙いは、「成長後退期においてなおパイを失うまいと執 …

『少子社会日本―もうひとつの格差のゆくえ』

少子化の主な原因を若者の雇用不安とパラサイトシングルの増加によるものと捉え、戦後からの時代背景の変遷や他国の状況を追いながら、対策を考える。 調査によれば男性も女性も結婚して子どもをもちたいと思っている人がほとんどである …