『どう生き どう死ぬか―現場から考える死生学』

東北大学で発足した臨床死生学の研究会「タナトロジー研究会」の成果をまとめた本。医者、ソーシャルワーカー、哲学者、社会学者、心理学者、民俗学者と多彩な執筆陣が、生と死の問題をさまざまな観点から掘り下げる。 あとがきで、この …

『仏典をよむ―死からはじまる仏教史』

意外なことに、仏典の流行は時代によって移り変わっており、『歎異抄』のように近代になって急激に知名度を上げたものもあれば、逆に読まれなくなったものもある。現代において、読むべき書物は何で、伝統的な読み方をいったん脇において …

『人は死ぬから生きられる―脳科学者と禅僧の問答』

「宗教共同体が常に危険をはらむのは、たった一つの答えがあるという前提で集まっているからだと思います。答えを認めない、わからない人はダメ、というやり方でグループを閉鎖してしまいますから。ここに大きな危険がある。しかし、同じ …

『ウェブはバカと暇人のもの』

「頭の良い人」が最大の利益をもたらす使い方が想定された黎明期、才能を世から知られない人々を浮かび上がらせた成熟期を経て、現在は「普通の人」「バカ」向けの暇つぶしとして使われることが大勢となったウェブ。結局話題はテレビばか …