療養(4)

カシミールを去る日は近づいてくるのに、外に出たいと思わない。娘が万全でないというのもあるが、とにかく寒いのだ。残念そうにしているタヒルさんにお願いして、夕方ちょっとドライブにでかけてもらった。霧に包まれたダル湖は灰色がか …

療養(3)

冬季のカシミールは、深刻な電力不足に見舞われる。夏でも毎日4時間の計画停電があったが、冬はこれが延び、15時間以上停電している。つまり電気が来ている時間の方が短いというわけで、電気のありがたさが身にしみるという段階を過ぎ …

療養(2)

娘の熱はだいぶ下がり、食欲も出てきたので一安心。しかし下痢は収まらず、一進一退といったところ。タヒルさんは我々をいろいろなところに連れていこうと思っていたらしいが、外も寒いことだし大事を取って外出は控えた。 とはいえ1日 …

療養

朝になってまた娘が痙攣を起こしたので、近くの開業医へ行くことにする。熱を測ったら40度。医者も「危険な状態だ」という。しかし体重も減っておらず、のども悪くなっていない。何かの感染症による胃腸炎ということで、やはり熱さまし …