『お坊さんが困る仏教の話』
悟りを目指す原始仏教から、救済を目指す大乗仏教、そして死ねばたちまち成仏という日本仏教へと変容してきた仏教の歴史を分かりやすく説き、御霊信仰・先祖崇拝という日本人古来の死生観をふまえて、現代における仏教やお寺のあり方を問 …
悟りを目指す原始仏教から、救済を目指す大乗仏教、そして死ねばたちまち成仏という日本仏教へと変容してきた仏教の歴史を分かりやすく説き、御霊信仰・先祖崇拝という日本人古来の死生観をふまえて、現代における仏教やお寺のあり方を問 …
危険と叫ばれた住基ネット、実は意義があったというゆとり教育、環境によいという脱ダム、少子化対策になるという男女共同参画……学識者が先導し、それにマスコミが乗って喧伝された数多くの社会問題は、その是非が検証されないままにな …
ユングから仏教に至った臨床心理学者の河合氏と、チベット仏教から神話研究などを進めている宗教学者の中沢氏の対談集。2人とも仏教学者というわけではないけれども、仏教の捉え方は鋭くて深い。 収められている対談は6本。 「仏教へ …
大学を終えて就職先を考えているときにふとお坊さんになることを思い立った若い僧侶の日記。初出はブログなので文体が軽く、さらっと読める。 これといって面白いエピソードもないし、哲学科卒らしい論考もない「野郎の日記」だけれども …
東大印哲の博士課程を終えて、福井の永平寺と宝慶寺で修行した著者が思い立って30そこそこでお遍路さんに出る。托鉢で道中費をまかない、野宿をしながら2ヶ月弱、1100キロを歩き通した記録。 著者は柔道の有段者でもあるので体力 …