『もしリアルパンクロッカーが仏門に入ったら』

新宿の町裏ライブハウスで飲んだくれているパンクロッカーのマナブ。酒とドラッグとケンカとゲロしか知らず、「ファッキン」を連呼する彼が、究極のパンクロックを求めて釈尊や祖師方を遍歴するという物語。 登場するのは釈尊、龍樹、玄 …

『葬儀と日本人: 位牌の比較宗教史』

位牌には神道の霊代を起源とする説と、儒教の神主を起源とする説がある。本書では、択一ではなく習合したものと捉え、儒教、道教、仏教の葬儀を丁寧に分析し、根底に潜む中国人と日本人の死生観を比較しながら、現代に通じる要素を抽出し …

『日本人が知らないブッダの話』

仏陀の伝記は、北伝と南伝で異なる点が多々あり、北伝に属する日本人が知らないエピソードも多い。スリランカ僧であるスマナサーラ師が、初期仏典であるパーリ仏典と律蔵、およびその注釈書をもとに、新たな仏陀像を描く。 釈尊が過去世 …

『葬送流転 人は弔い、弔われ』

朝日新聞で連載されていた「ニッポン人脈記・弔い 縁ありて」をもとに、記者が全面書き下ろした現代葬儀事情。出来事よりも人を中心にして構成されているのが特徴である。情報が充実しているだけでなく、考察も深い。 本書は新聞記事を …