『寺院消滅』
鵜飼秀徳著、日経BP社。過疎化と宗教離れによってお寺が成り立たなくなる時代がどんどん近づいていることを痛感しました。 空き寺が増える現状には、僧侶の体たらくも一因になっている、都市が消滅するのに、寺や神社だけが生き残るこ …
鵜飼秀徳著、日経BP社。過疎化と宗教離れによってお寺が成り立たなくなる時代がどんどん近づいていることを痛感しました。 空き寺が増える現状には、僧侶の体たらくも一因になっている、都市が消滅するのに、寺や神社だけが生き残るこ …
アドラー心理学ものは初めてですが、「課題の分離」(他は是れ吾にあらず)や「他者貢献」(同事行)などはこのごろよく考えていたことなのでしっくりきました。「今、ここを生きる」という結論が非常に仏教的です。人間関係を優劣のある …
魚川祐司著。 仏教は人間として正しく生きる道ではなく、「異性と目を合わせないニート」(生殖と労働の否定)になって苦からの解脱を目指す教えと捉え、日本仏教では軽視されがちな解脱を中心に据えて、そこまでの道のりと、その後の状 …
左から、慶応でフランス文学を教えている大学オーケストラの同級生、信州大学でインド哲学を教えている大学研究室の先輩、そして妻の出した本。 こちらは本を読む時間も細切れ。子どもの歯医者の待ち時間とか、食休み中とか、寝る前とか …
東日本大震災の後、岩手県釜石市で起こったことを関係者の証言から小説仕立てでルポルタージュ。遺体安置所となった学校の体育館の様子から、遺体捜索と搬送、医師・歯科医による検死、そして火葬場の再稼働まで、遺体との関わりを通して …