鋸喩経

中部経典第21経。どんなことを言われても怒らず、大地のように、虚空のように、ガンジス川のように、猫皮のふいご(クッションみたいなもの?)のように、穏やかな心で相手を思いやることを勧める。たとえ盗賊にのこぎりで手足を切り落 …

『初期仏教――ブッダの思想をたどる』

著・馬場紀寿/岩波新書(2018年) 著者は大学の後輩。最新の研究状況を踏まえつつも、「贈与」や「自律」というような生きた言葉で仏教の本質的部分を描き出している。 まえがきで仏典の読み方として現代的読解、伝統的読解、歴史 …