『四国巡礼葛藤記―駆け出し僧侶が歩いた四国八十八カ所』

東大印哲の博士課程を終えて、福井の永平寺と宝慶寺で修行した著者が思い立って30そこそこでお遍路さんに出る。托鉢で道中費をまかない、野宿をしながら2ヶ月弱、1100キロを歩き通した記録。 著者は柔道の有段者でもあるので体力 …

『自分は死なないと思っているヒトへ―知の毒』

予定がいっぱいで生活がカチンカチンになってしまう「時間病」、そして頭で理解できないことは拒絶する「脳化」=都市化の中で、自然な出来事であるはずの死はどんどん疎外され続けてきた。我々人間こそが無意識の中で日々変化し続けてい …