カテゴリー: 翻訳記事
子どもにルールを教える
S.ドゥックシュ(ドイツ年間ゲーム大賞審査委員長) 「パパ、ボクたちと一緒に遊ぼうよ」とジェシカとアントンが呼びました。シュテファンがまだ部屋に入っていないうちから、子どもたちに捕まってしまいました。シュテファンは夕食後まで待ってもらって、新しいゲームをシュリンクから取り出しました。子どもたちはコマ…
ゲーム批評
そいつを殴り殺してくれ、その犬を! そいつは評論家だ! トム・ヴェルネック(Tom Werneck) 目次 ゲーム批評? 一体それは何だ?―ゲームの「検査」?―評論は主観的でなければならない―入りにくくしているもの―下地だけはできた―斡旋術としての批評―ゲーム批評はつらい―しかし方向は正しい ゲーム…
どうやってよいゲームを作るか?
~W.クラマーによる経験、分析、展望~ 1.成功したゲームのカテゴリー|2.いくつかの原則と調査|3.ゲームの開発|4.テストプレイ|5.ゲームデザイナーの性格 1.成功したゲームのカテゴリー よいゲーム、成功したゲームには3つのカテゴリーがあると考える。 たいへんよい評価や賞を受け、何年もたいへん…
TMシュピーレ ―ドイツ・ゲームメーカーの系譜―
1990年代のドイツゲーム界を語るに欠かせないゲームメーカー,TMシュピーレとその周囲についてmeOmeに掲載された記事をまとめました. クラウス・トイバー(Klaus Teuber)は「カタンの開拓者」をはじめ,数々の傑作ゲームを発表してきたドイツゲームデザイナーのの第一人者です.彼は1988年に…
ボードゲーム市場のトレンド
~いくつかの実例に基づく総合的考察~ ―ヴォルフガング・クラマー氏のレポート― ボードゲームマーケットの状況は常に変わり続けている。2000年にはまだ正しかったことが、2004年現在、全く間違っていることもある。どうしてそうかというと、市場に参加している人が皆、同じあるいは似通った行動をするからであ…
ドイツ年間ゲーム大賞:審査員の仕事
トム・フェルバー ボードゲーム界最高の権威となっているドイツ年間ゲーム大賞。その審査員はどのようにして選考に関わっているのだろうか。スイス人記者のトム・フェルバー氏が公式ページに寄稿していたものを訳出した。 計画が全て|メールニュースでゲーム倉庫に|ゲームのターゲットは誰か?|第一印象がとても大切|…
ラベンスバーガー125周年―ボードゲームを追い続けて―
ラベンスバーガー125周年 ―ボードゲームを追い続けて― 1845年、カール・マイヤー(26)は1833年創業のドーンシュ書店に就職する。ラベンスブルグに開店して2年後に結婚。1867年に亡くなると、印刷所・新聞・書店と出版社の共同経営権が妻と一男二女に遺された。そこで夫人の弟であるE.ウルマーは請…
ハンス・イム・グリュック ―そのサクセスストーリー―
1990年代のドイツゲーム界を語るに欠かせないゲームメーカー,ハンス・イム・グリュック社についてmeOmeに掲載されたヘラルド・シュレーパーズ(Harald Schrapers)による記事をまとめました. ハンス・イム・グリュック社(以下ハンス社)は、南ドイツ・ミュンヘンにあるゲーム出版社です。19…
イタリアゲーム事情―ヨーロッパの長靴で高まるゲーム熱―
ドイツのゲームは世界で最高峰だと言われる。しかし他の国はどうだろうか。そこではどんな風に、何が遊ばれているのか? 同じように活発なゲームシーンがあるのだろうか? 国境の先に目を向け、それを知っているはずの人―デザイナー、メーカー、ゲーム愛好者たちに聞いてみよう。もちろんその結果は無作為抽出だしひとつ…
ゲームマーケットin東京
(独シュピールボックス誌2005年第3号特集) ゲームマーケットin東京 家庭的な世界 連続6年目となる今年3月週末、東京では1日間のゲームマーケットが開催された。これはプレイヤーの大会合と小さな販売メッセの合いの子である。650名の参加者が14社と46ゲームサークルの出品を観覧し、新作をテストプレ…