秋葉原水曜日の会 07/05/09

秋葉原水曜日の会 07/05/09

ちょうど山形への移動日だったので、秋葉原で遅くまで過ごした。顔なじみでもも初対面でもあまり気にせずすぐに溶け込めるのがボードゲームの魅力だ。今回はゲーム慣れしていない方もいらしたので軽めのゲームを回す。

マニラ|ナイトクラブエスカレーション|はげたかの餌食|ニムト|モイタラ|ヴァイキング

ナイトクラブ(Spelunke / U.ローゼンベルク / ルックアウトゲームズ, 2005)

ナイトクラブ女の子は覚えやすい

酒場を舞台にした、ローゼンベルク作の神経衰弱。暗い酒場から気の合う仲間を見つけてあげようってわけである。
 普通の神経衰弱と同じで、基本的に同じカードをめくればOK。ただ女の子と女の子だけは気が合わない。いろいろあるんでしょうね。
 違う種類でもOKになる組み合わせもある。ポロ帽子のおっさんに女の子とか。順番も重要で、ヒゲのおっさんはほとんど誰にでも合わせられるが、ヒゲのおっさんに合わせられる人は少ない。
 自分の番には2枚めくるか、こっそり3枚見るかを選べる。めくるのは3列に並んだ両端の6枚だけ。下手にめくってヒントを与えるより、ある程度情報を集めてから繰り出したい。ただ、せっかく見てもすぐ取られてしまうんでは意味がないので、ある程度奥のほうを見ておく。
 ポロ帽子のおっさんに次々と女の子を合わせて1位。追加ルールで組み合わせによって特殊効果を入れることもできるが、これで十分だと思う。

エスカレーション(Escalation! / R.クニツィア / ズィーマンゲームズ, 2007)

譲るが勝ちも

キャンプの場所取り戦争をテーマにしたクニツィアのカードゲーム。前の人より大きい数字を出していって、出せなかったらそれまで皆が出したカードを引き取ってマイナス点。数字は13までしかないが、同じ数字のカードは何枚でも出せるので、14以上にすることもできる。
 数字の大きさに比して取る枚数が少なかったら、あえて取っておくのもよい。数字の大きいカード・組み合わせは、カードがたくさん溜まったときまでとっておこう。誰かの手札がなくなったら終わり。
 どんなカードが補充されるか分からないから、運任せに気楽に遊べる。どんどん数字が大きくなってきて、自分の番にどうなるかドキドキ。イラストは、数字1の水鉄砲から数字13の核兵器までエスカレートしていてオーバーなのがおかしい。

モイタラ(Meuterer / M-A.カサソラ / アドルング, 2000)

裏切りこそわが命

島を巡りながら、交易品を売ったり船長を裏切ったりして得点を稼ぐカードゲーム。秘密の職業選択をシステムの中心に据えた『フェレータ』の続編としてカサソラが作り、2001年のカードゲーム賞を受賞している。
 2陣営に分かれている『フェレータ』と違い、こちらは船長1人だけが決まっていて、ほかの人が味方につくか敵になるか、はたまた中立を守るかは毎回変わる。船長ははじめに、味方についてくれた人に渡す報酬を発表し、その額が職業選択に影響を及ぼすのが面白い。船長が手札を見て、自分ひとりで乗り切れると思ったならば報酬など0にすればよいし、弱いと思うならば上げてもよい。
 なべさんは強気の攻めで長期政権をものにし、その間にしっかり溜め込んで1位。たえず寝首をかこうとしたよたろーさんは戦力が追いつかず何度も退けられていた。

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